だそうだ。
結論、漫画、ゲーム、アニメ。この力はすごい。
俺の私生活で使われる知識と教養の土台は間違いなく、この3種の神器で成り立っていると言っても過言ではない。私の基礎知識と、語彙力は間違いなくこれらで養われたのだ。ゲーム、アニメ、漫画って意外と難しい言葉を使ったりすることが多い。
その壱 東西南北について
北の上感 わかる
南の下感 わかる
東の右感 わからん
西の左感 わからん
この感覚、わかる人いないかな。
西の圧倒的な「右感」いや、さすがに今ではちゃんと分かる。
ただ、最初覚えるときに漢字が持つ雰囲気に押されて東と西が逆だった。
これを覚えられたのはドラクエのおかげだ。RPGは次に行くべきところを情報収集する。だいたいどのRPGも東西南北で表示される。西の洞窟やら南西のほこらとか。
フィールドマップのどの方向に向かえば良いのか、上下左右と照らし合わせて覚えた。というより、あっここで合ってたんだ。ということはこっちが北なんだ。という具合に。そしてこれらはドラクエIIIのピラミッドの謎解きで完全に身につける。まんまるぼたんの歌。西の東から東の西、西の西から東の東。これはダンジョンの東西にあるボタンの位置を示している。東西にボタンが2個ずつあって順番に押すと先に進めるようになるのだ。これが東西南北を覚えたエピソードだ。
その弐 三国志について
実際には自分が選択した武将を操り戦に行くので、物語上通常ありえない組み合わせも出るけど、ストーリー進行は概ね同じ。ストーリーモードは黄巾殲滅から始まる。
魏、呉、蜀の陣取り合戦、協調、裏切り、心理戦、頭脳戦。テキストだらけのものを読むより、遥かに身につく。バシバシ情報が入ってくる。
世界史の勉強と思ったが、この三国時代、長い歴史で言うと本当に一時期の出来事。
残念ながら三国志を覚えたとて、テストの点数に反映されることはなかった。ただ、一見無駄とも思える知識、これが人間の豊かさだと感じる。
戦や駆け引きの中での教訓はたくさんある。有名なのは「泣いて馬謖を切る」とか赤壁の戦いの前に10万本の矢を集めたエピソード、古事成語だと「水を得た魚」や、「三顧の礼」あたりか。語りづがれる物語と教訓は現世でも学ぶことが多くビジネスマンにも愛されている。
ちなみに私は諸葛亮推しだ。
その参 雑学〜こち亀
両さん最高。昔から大好きだ。時事ネタ扱うのが特徴的。ニュースみなくてもこち亀で大体世の中がわかる。それも面白おかしく、わかりやすく。
生まれるより前のことは大体こち亀で勉強した。勝鬨橋がかつて開いてたのはこち亀で知った。浅草がよく出てきて憧れた。私は独身最後の年は千束に住んでいた。初めての台東区千束、浅草の雷門や白鬚橋を見た時は田舎から出た私からすると感動と懐かしさと物悲しさ色々混ざった不思議な感覚に陥ったのを覚えている。
大体の流れは
時事ネタ→両さんが良からぬことを思いつく→中川の力借りて何か起こす→成功する→調子に乗る→大失敗する。
が鉄板。
昔だと部長に怒られて、仕返しするのがテンプレだ。
今見ると過去作品になればなるほど、過激な表現や描写がされているのがわかる。
昭和、平成を知りたければこち亀を読むべし。
漫画や、アニメ、ゲームを頭ごなしに、否定することなかれ。好きをきっかけに、楽しいをきっかけに物事を知り、深める。それが知識と教養の元になる。知らない言葉を知っていく、正しい意味を理解してアウトプットしていく事で昇華され、知恵となり活用され積み上がるのだ。人間関係を作るのに必須とは言えないが、それが、人間の豊かさの一部になるのではないかね。
子供の頃目を輝かせやったあのゲームしてた時間。時間の無駄とよく言われるけど、そこから得た知識、繋がった友達は財産と呼ばなきゃなんと呼ぶ。下手すりゃそれでビジネス円滑になる事だってある。実際に過去お客様と打ち解けたのはドラクエIIのロンダルギアの話からであった。
嫁さんよ。そういうことだ。無駄なことはないんだよ。しょうもないテレビドラマより1冊の漫画読む方が勉強になるのだよ。
というぼやき
おわり