詰め物が取れてしまい、ついでに虫歯討伐のため、近所の歯医者に通い詰めているわけだが、技術の進化がすごい。
元々歯医者には全然行かなかったが、差し歯を入れ替えた時をきっかけにまた通いはじめた。
歯の詰め物は粘土みたいなやつからデジタル化へ。歯の周りをなぞるだけで型取りできるし。
紙のカルテはなく、目の前のモニターに写る私の歯は、詰めた箇所の色が変わっており、素人の私がみてもわかる。
しかし
いろんなところで技術進化が進むが、アレだけは私の幼少期から一切変わってない気がする。
歯を削る機械だ。
なんなんだあの威嚇するような、人の神経を逆撫でするような音は。痛くないのに痛く感じさせるようなあの「チュイーン」という音。
あれをなんとかしてくれないか。
あの音さえなければ、きっと小さな子供も喜んで歯医者に通うことだろう。
「ちょっとゴトゴトしますよー」の「ヴォーン」は全然いい。
「痛かったら左手あげてくださいねー」の「チュイーン」だけなんとかしてくれ。
誰かなんとかしてくれ。
終わり