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仕事から下衆な話まで色々書いてます。雑談が一番更新頻度高いです。あしからず。

KLC#5 判定日

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移植し判定日を迎えた。2回目のトライだけど、気持ち的にはもう何回も何回もトライしているような感覚に陥る。女性はもっと長い時間かけているように感じるんだろう。

タフな戦いを続けてくれている。

ドキドキしながら帰宅を待ったが、無事に移植成功した。生理の前兆のようなお腹の痛み等がある状態だと言っていたので本当によかった。

 

本当によかったという思いと、ある種自己防衛とも言える感情の2つが混じっている。ということはこの場だけは吐露しておこうと思う。

失敗したらリカバリーをするのが本当に大変。口先でいくらいいこと言っても響かない。声は届かない。ただひたすらに時間が解決するのを待つしかない。その間、気はずっと使いっぱなし。正直こちらもどうしたら良いのかわからなくなるのだ。何度も逃げたしたくなった。一緒に過ごす空間がすごく重くなり、ひとりになりたい衝動に駆られる。ゆっくり休んでなと言って、買い出しにいく時間がとても幸せだったりする。自転車で朝5時に家を飛び出したこともある。明るく振る舞っても、プラス思考でポジティブ変換しても、ネガティブ同調しても、女性の感情は簡単には動かせない。

勿論そんなんで崩れる夫婦仲ではないけど。

 

今回は無事着床してくれたので、次は子宮内にきちんと着地しているかのチェックだそうだ。今回、自力で受精まで至らなかったらしく、レスキュー対応が入った。運動率等問題なくてもこんなことも起こる。結果顕微受精というものにカテゴライズされる。

卵の質はAランク。嫁さんはまだ20代だから余程の内容でなければAに属する。

 

妊娠については血液検査の数値を拾って判断する。HCG(妊娠継続率)という数値が指標。前回0だったが、今回は数値が出ていた。KLCではあまり言われないそうだが、「おめでとう」とコメントを先生がしてくれたそうだ。

 

不妊治療始めて1年半くらい経つが、この領域って現代の知識、経験、データを用いても不確定要素が多い。人体の神秘とも考えるべきか、この物で溢れた時代、膨大なデータが世界中から収集でき、高度な分析をすることができるこの現代の力を持ってもまだまだ未開の領域であり、医学的に因果関係をきちんと証明できることができないものが多いのは本当にびっくりだ。神秘だ。

 

 

 

つづく