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仕事から下衆な話まで色々書いてます。雑談が一番更新頻度高いです。あしからず。

ロレックス

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何故わたしが欲しいと思うものはこうもタイミング悪く手に入りにくいのだろうか。

 

男なら一度はつけてみたい腕時計ロレックス。初めて存在を知ったのはこち亀だ。その時はどのくらいの価格のものなのか知らずに「高級時計」というイメージがただ強かった。葛飾署のクリスマスバザーでタオルセットを出品した署長へ殴り込み強奪する話ありましたね。

署長の腕を捲り上げて

 

両津「中川、これは?」

中川「んー本物ですね」

署長「やめてくれ!買ったばっかりだ!」

両津「これで手を打ちましょう。メリークリスマス」

 

今思うとなかなか凄い一コマだ。ブティックの前は通ったことあるけど、やたら入りにくい空気でどんくらいのものなのかは知らないまま。年を重ね、家を買ったタイミングだからか、なんだか一生物の時計が欲しくなって時計を調べる日々が続く。

安いと言ったら語弊があるが、決して手の届かないものではない。私がかっこいいなーと思ったのはデイトナというクロノグラフだ。定価にして約140万円。散々悩んだが、買おうと決意すると、こんなキーワードが飛び込んできた。

デイトナラソン

 

どうやら手に入らなさ過ぎて、デイトナを求めて正規店を駆け回る人が多く、こんなワードまでできているようだ。

でもこういう話って案外店行くとあるじゃないか?と思い、仕事終わりにとある都内百貨店へ足を運んでみた。

閉店30分前。良かったらご案内しますとスタッフに声をかけられて、デイトナのデの字を発すると同時にごめんなさい。と言われる。

 

ああ、やっぱり手に入らないんですね。と少しスタッフと話をしてみる。デイトナ以外にもオイスターパーペチュアルとかサブマリーナとか素敵な時計が多いが、それらは買えるのですか?と聞いたが販売できる状態のものはない様子。現品を売るわけでもなく、ただ展示品だそう。

 

大変失礼ですが、と前置きされ、どうしても欲しいなら並行輸入をと勧められる。なんだこりゃ。ちなみに並行輸入は1.5倍〜2倍くらいの価格になっている様子。

 

なるほど。デイトナラソンか。納得。

色々調べてみると、価値が不変、むしろ上がる。資産投資として、後々売却する前提で投資の一環として買う人も多いようだ。まぁ、定価の倍で売れるなら買うよね。

機械式時計は職人の手作業。大幅増産は難しい、というよりやらないな。自分がメーカーの立場なら。手に入らない希少なものというブランドイメージが出来上がるから。

買う方法は足繁く通うこと。入荷のタイミングもそうだが、店員さんに覚えられるとか、時計好きとして認めてもらうとか。そんなこともネットには書いてあった。

シンプルに欲しい人からするとなんだかなぁ。

 

結局急激に熱が冷めて、私はマラソンすることなく、HUBLOTのクラシックフュージョンクロノグラフを購入。他にもIWCやOMEGAと悩んでいたこともあって百貨店でコンシェルジュについてもらい店内をラウンドしたが、やはりロレックスの熱は異常だとか。確かに溢れんばかりの人と待機列までできている。ボーナス時期ということもあったかもしれないが、圧倒的な人気だ。その待機列を横目にHUBLOT、IWC、OMEGAとゆっくり見ることができた。

 

OMEGAの歴史や背景には惹かれるものがあった。ムーンフェイズ搭載したスピードマスターには足跡をあしらうなど、粋な遊び心が施されている。ケースも当時のままの物と機能Upでサファイアガラスに変えたバージョンがあったり、OMEGAの店員さんもものすごく目を輝かせ、歴史を語ってくれた。こういうウンチクやストーリー性は男心をくすぐる。

 

私はロレックスが手に入らないことをきっかけに他の選択肢を探し、結果としてちょっと時計に関する知識や選択肢を手に入れた。歴史やメンテナンスなんてこともいう人はいるけど、結局つけていて胸が踊るか。これに尽きる。なので、好きなデザインのものを買うのが一番よいと思う。

是が非でも!という人もいると思うけど、他にも素敵な時計がたくさんあるので、私と同じような境遇の人は是非他の選択肢というものも視野に入れてみてはいかがだろうか。ロレックスが全てではないことを知ることができた年となった。

 

次は・・・IWCポルトギーゼ・クロノグラフかな・・

時計の沼にハマりつつある。