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仕事から下衆な話まで色々書いてます。雑談が一番更新頻度高いです。あしからず。

外資のススメ〜730日間の振り返る〜

2年間、こうして振り返るととても早かった。新型コロナが流行し、在宅勤務が基本に。初の転職で外資の世界に飛び込んだが、まさかのリモートワークスタート。

同期と酒を酌み交わす数も多くなく、もちろん歓迎会もなし。様々な人や文化を肌で感じ、時には辛い思いも経験しながらも、成長を実感し、なんとか2年間を走り切った。

 

2年目の成績は大型の商談を決めることに成功し、多分達成率では昨年の約倍近くの着地となった。パワハラで7kg痩せ、嫁にやめろと言われた日が懐かしく感じる。

 

営業活動、何かと多いレポート業務、自主学習、勉強会参加、理不尽なクレーム対応。

非常に多くのトランザクションをこなしてきたが、何が私を支えていたかというと間違いなく「金」だ。

 

金は全ての疑問を吹き飛ばしてくれた。耐えればとか、これやり切ればいくらとか。当然ちゃんと成果出してないとダメだが、一撃で100~200万という給与が振り込まれるのはざら。ボーナスがない分、BASE給が日経より高額だ。それに加え役職別の目安インセンティブを稼ぐ仕組みで達成率は%で管理される。一つ嬉しいのはアクセラレータと言って条件によっては大きく跳ねる仕組みがあることだ。

注力商材を販売すると+%、この期間内に販売すると+%とかお金に関する施策がめちゃくちゃ多い。金のあるところ、金の匂いがするところに飛び込みこじ開け、成果をあげてリターンを得る。ハンター的な感覚だ。

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カスタマーファーストという言葉があるが、これは辞書から削除したほうが良い。

ありとあらゆる手を尽くしてターゲット達成するため、心を鬼にして営業活動をする。それがお客様にとってベストプランでないとしても突き進む。注力の商材はゴリ押しで売り込み、無理矢理でも、要件似合っていないとしても強引に提案を進める。聞いた話だと無理やり予算の中に収め販売したことにした人もいるとかいないとか。格安でおまけでつけておきましたからって。そうでもしないと人権がなくなるのだ。

 

中には後々のことを考えすぎて躊躇する私のような営業マンもいるが、基本的には売れればOK。瞬間最高風速を観測すれば、後は野となれ山となれ。恨まれても憎まれても金が振り込まれればIt's OK。まあそうはいっても倫理に反するようなことはしないし、コンプラは守るけど、目的の達成のために過激な行いをする人(マネージャ)も中にはいる。そしてトカゲの尻尾切り。担当の営業は退職。ってかクビ。

まあルーティンがわかってきてそれなりに周りを見る余裕ができてからいろんな話を聞くが、やはりどの会社にも闇はある。

 

本当に目まぐるしく色々なことが起きるが、目標への執着、必ず達成しようとするマインド。達成した時のリターン。これらは前職にいたら絶対に得ることができなかった。

井の中の蛙大海を知らず。前職での成果、TOP Salesと言われてたのはお客さまのおかげであり、信頼関係の土台を築き上げた当時の上司のおかげだ。私は過去最高売り上げを出したが、しっかりした地盤がなければ高層ビルは建てられなかった。やり切ったのは自分自身だけど、どこか自分の実力ではない力が働いているような気がしてそれがずっと引っかかっていた。いつまでも消えない上司の背中を見て、その影響を受けているのがどうしても嫌で大海原へ飛び出した。自分の力を確かめる為。1人でも、別の会社でもやれるんだということをひたすら証明したく、またいつか肩を並べてその人と仕事をする日がきた時に、胸を張って会えるようになっていたかった。だからより厳しい環境に身を投じる必要があった。

 

外資は結果が全て。スポーツの世界と同じだ。

結果より、過程が大事であるということは真っ赤な嘘。人は結果でしか見ないと社会人になって気付かされた。でもその考えはここ2年で覆った。

 

結果を見られるからこそ、プロセスにとことんこだわる必要がある。

 

チャンスに向かって出されたパスをゴールに流し込むのではなく、何もないところからチャンスを生み出し、ゴールをもぎ取る。これが今の私のミッション。大きなチャレンジ、コロナ禍での2年間の営業活動と成果は血肉となり、大きな自信となっている。

 

ぶりぶり会社の文句言って、同期と焼き鳥屋で傷を舐め合ってというのもアリと思うが、そんなあなたには是非外資へのチャレンジをおすすめしたい。タイプ分かれると思うけどね。ゴリ詰めにも合うけど、まあ死にはしないよ。一つの会社でそこでしか使えない力や人脈を作るより、いろんなカルチャーや人と触れ合い、自身のスキルに磨きをかけてく方が良いと感じる。

 

もっと早くこういう環境にいればもっと成長があっただろう。最近新入社員の子と話す機会が多いが本当に優秀だ。スタート地点で圧倒的な差を感じる。私の1年目なんか上司の使い魔だった。居酒屋の席取りしかしていないよ。

酒作るしか能がなかった私に目をつけ拾ってくださった前職の部長には本当に感謝しているが、これが外資と日経中小の差か。とため息が出る。

この辺の積もる話はまた別の機会にでも。とにかく、圧倒的なスタート地点でのポテンシャル、性能の差を感じた。

 

先のことはわからないが、今間違いなく仕事に対して情熱を注げている。熱を注げる物に夢中になっていれば自ずと道は開けてくる。なので、キャリアプランはいらん。というのが私の持論。

 

あとは経歴書に色をつけられるような何か数字以外の実績、爪痕を残したい。

このまま1095日を迎えるのか。

それとも途中下車するのか。

人生を、仕事を楽しみたい。