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仕事から下衆な話まで色々書いてます。雑談が一番更新頻度高いです。あしからず。

キャリアと妊活について考える

最後の記録が2021年9月。KLCでの顕微受精だった。残念ながらそのタイミングでは子供を授かることはできず。それから引っ越しがあり新しい土地での生活があり、ひと段落した。改めて妊活について、そして生き方について考えるべきタイミングがやってきた。

 

■仕事を辞めるべき?続けるべき?

妻はこれまで何度も私に仕事を辞めるべきなのか、続けるべきなのかの相談をしてきた。本当に悩ましい問題だ。妻は新卒入社で今の会社に入り、同じ部門でキャリアを積み上げてきた。給与面での待遇は勿論、立場的にも頼られる位置にいて適度なストレスや責任感を持ちながら仕事ができる環境にいる。今ではフルリモートでの勤務ということが更に悩む原因となっていた。これが強制出社だったり、給与面や待遇面の冷遇の一つでもあれば問答無用で辞める決心ができるのだが、そうではないから難しい。当時からの頑張りを知っているマネージャがいるので、何かと優遇してくれる環境なのだ。

お金の面も日本人平均年収をはるかに超えていて、源泉徴収を見たときに「え、妻こんなに稼いでたの?」とかなり驚いた。そんな環境だから尚更判断に迷う。実質一馬力運用しているが、金は天下の回り物。あるに越したことはない。

 

 

■結果はわからないに向き合うこと

仮に仕事をやめた場合、妊活がうまくいけばいいのだが、そうでない場合どこに憤りをぶつければ良いのだろうか。仕事は妊活を阻害する要素でもあるが、精神的な支えでもある。仕事をしているからだとか、働きすぎたとか、そのストレスが原因だとか。何か良くないことがあったときに仕事のせいにできるのだ。逃げ場、言い訳がなくなって余計に苦しむのではないか。

営業マンにとって「ベストを尽くしたとて、結果がわからない。」については日常的だが、事務である妻に関してはこの耐性が少ない。

そんなこんなで辞めれば?と答えるのはあまりにも軽率で非常に浅はかな考えだと思うしやってはいけない。

 

では仕事を続けるとなった場合はどうか。不妊治療に関してはまだまだ理解を得られないのが実情だ。不定期な通院が続く。良くない結果だと勿論精神的にもしんどい。周りからの目も気になるだろうし、経験していない人からするととても理解のし難いものだ。私のような定額制働き放題裁量労働ルフレックスならまだしも、時間管理の勤務者はこのマネジメントが本当に大変だと思う。上手に管理しないと結果有給なくなって欠勤扱いになってということも起こり得るだろう。女性の活躍とかテイのいいこと言っていても中々こういったことまで理解浸透されていない。それが当事者にとってかなりの負担になることも多分受け入れられないことがほとんどだろう。

 

ベストを尽くしたけど結果が伴わない。これに関する向き合い方が不妊治療においてはすごく重要で、ここを腹落ちさせられるかどうかで変わってくると感じている。

 

■経済的な課題について

精神的な部分だけではなく、金銭的な問題もつきまとう。中々踏み切れないのはこういった事情があるからではないか。ちなみに令和3年度の確定申告で医療費控除申請を出したが、不妊治療で使った総額は130万円。戻ってくるものもあるとはいえ、一回に大きな額の出費も珍しくはない。妻と領収書確認していて使ったね〜としみじみ。しかし経済面に関しては大きな変化が訪れた。

 

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保険適用されないの?!とずっと思っていたが厚生労働省の発表があり不妊治療に関して4月から保険適用となる旨発表がされた。これは大きな変化だと思う。これまで経済面で悩まれていた方も身近になったのではないか。不妊治療に励む全国の女性にエールを。共に頑張ろう。

 

 

■そしてそれでもKLCへ通うのか?

判断要素として追加されたのは立地だ。引越しでKLCからの距離が遠くなった。Door to Door 2時間といったところだ。ただ行くだけで2時間。往復4時間。診察待ち、診察まで入れると本当に1日かかる。さらに結果の良し悪しがついて回って、精神的疲労も増え、妻にとって明らかな負担がただただ増えるだろうということはわかりきっている。

ただ実績を考えると間違いないのは事実。ノウハウナレッジも豊富で特化している。ただ、そのKLCを持っても授かれなかった事実というのが大きい。

 

仕事を辞め、KLCに通い、体外。

仕事を調整しながらKLCに通い、体外。

仕事を調整しながら今までのクリニックへ通い、タイミング+人工。

仕事を調整しながら近隣の新しいクリニックへ通い、タイミング+人工。

 

 

うーむ。