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仕事から下衆な話まで色々書いてます。雑談が一番更新頻度高いです。あしからず。

End of Trip

前回からさらに約一年。光陰矢の如し、サーロイン肉のごとし。月日が流れるのは早い。私の最初の転職、初外資の旅は終わった。今は日経に戻って心機一転働いている。 本当にいろんなことがありすぎたのだが、結論チャレンジしてよかったと心から思っている。相変わらず人がバサバサ切られたりしているわけで、本音は退職パッケージでお金もらいたかったが、わざわざ対象になるのに自堕落な営業活動するのも嫌だなと思い、自主退職を選んだ。最終面接のハプニングはどこか思い出した時にでも書こうと思う。

 

一度外資行くと外資にしかいれないとよく言われる。なので、大丈夫?なんでもどったん?と転職先では色々聞かれることが多い。年収わざわざ下げて日経に来るのだ。確かに側から見たら理由がわからないだろう。嘘みたいな本当の話で額面で1,000万くらい下がった格好だ。(税金に怯える)

 

今の職場の人、 ましてや若手には口が裂けても言えないが、仕事のペースを落とし家庭の時間をより捻出するためが第一の理由だ。細かく書くと業界再編進んでいるとか、技術革新が見られないよーとか、セールス手法、管理手法への不満・・・などなど文句言いたい部分は上げたらキリがないが、愛する家族のために健康的に生きるため、場所を変える決断をした。これが1番の理由だ。あとは営業以外の仕事もチャレンジしたいので、環境を変えてみることにした。おかけで今は20時以降PCを開くことは少ないし、比較的目の下にクマができることも少ない。土日は娘と元気に遊べるようになった。

 

Dラン卒の何も取り柄がない人間が外資系企業に転職しAPJリージョンの中の数十人に選ばれたのだ。職務経歴に1行追加できることを成し遂げたので、「もういいかな」という気持ちはあった。自分の中で一区切りついてしまったのだ。

 

なので正直ゆるっとある程度の年収でおとなしくしていよう期間だ。外資は大変ではあるが、その分報酬はしっかりもらえるしね。何より皆仕事に真剣で誠実な人達ばかりだ。子供が少し大きくなったらまたお金稼ぎに出てもいいかな。

 

振り返ってみると本当に仲間に恵まれた。自分の仕事ぶりや生き方については去り際、死に際に答えあわせをするようなもの。決算月めちゃくちゃ忙しい中、先にパッケージになってしまった人たちまで集まって送り出してくれた。

仕事や人生を通して手に入れたいと思ってた仲間はゴールより先にきた。そんな感覚。同じ業界で皆それぞれ熱意を持って働き、活躍し、転職後も生きた情報をくれる。本当にかけがえのない仲間を得ることができた。結果を出すことにまっすぐな誠実な方が多かった。そんな中だったから走りきれたんだろうなと思う。

 

コロナ禍でいきなりフルリモートになったり。製品研修がほぼ英語だったり。操作や設定マニュアルもほぼ英語だったり。ゴリ詰めされたり。日々の理不尽な指示だったり。それに抗ったり。ゴリ詰めされたり。大事な仲間がパッケージにあって事業部が半分の人数になったり。ゴリ詰めされたり。理不尽なクレーム対応で僻地まで呼び出されたり。退職挨拶メール(縦読み怪文書)がばら撒かれたり。

1Quaterが1年くらいのスピードで過ぎ去っていく、そんな感じでした。

 

終わりよければすべてよし。初転職、初外資、素敵な仲間ができた。

チャレンジしてよかった。辛いだけが理由であの時諦めなくてよかったと思える経験ができた。

 

4年前の自分がこの結末見たら驚いていることだろう。