ゲスシリーズを書くことにする。時遡ること学生時代の話。男なら必ずどこかで通るであろう夜の街。キャバクラより突っ込ん他だ領域。ピ◯サロ、オ◯パブ、ヘ◯ス、ソ◯プ、ハ◯バー。総称して夜の街。なんだか雑談ネタとしてふと頭に浮かんできた。いかにして知ったのか、どんな出会いが、経験があったのか。少し昔話をしよう。
どうやってこの部類の遊びを知ったのか。というところだが、大抵こういう遊びは友人関係に得意なやつがいて、そいつに連れられて行くのがお決まり。もしくは先輩に連れられて、と言うのが常だ。私も例外なく、地元の友人とのピ◯サロがデビューだった。大学でギャンブルを覚え、金の溶かし方を学ぶと次は夜の遊びだ。カスにはカスのルートがあり、大体例外なく同じ順序で色々と娯楽を覚える。
大学一年生の夏休みを利用して地元に免許合宿で帰省。高校卒業後は上京で向こうで運転の機会はないが、親が取っておけと通わせてくれた。教習所は同級生で溢れかえってた。講義の休憩時間にタバコ吸っていると、超ハイテンションで声をかけてきた人が。O君だ。中学ではおとなしい方の部類でそんなに仲良くなかったが、悪くもない仲だ。すっかり垢抜けて金髪パーマ、ちょいギャル男となっていた。
どうやらO君も教習に通っていたらしく先日晴れて卒業したそうだ。飯いこうよ!焼肉奢るからさ!と。どうやらパチンコで勝った様子。そうなるとカス同士、理解し合うのに時間はいらない。O君もパチンコやるの!?行こうぜ!とすぐに仲良くなる。
じゃあ飯食う前にもうひと勝負してから行こうか!さらに共通の友達のK君が合流、O君の運転する車で勝負に出た。結果は細かく覚えてないけど、2/3負け。大体ね、複数人でいくとこうなる。当初奢ると言ってたO君が勝ち分全部持っていかれたので、平等に割り勘。そしてピ◯サロ行ったことある?というK君の一言から始まる。どうやらK君とO君はすでにデビューを果たしており、私に一緒に行こうと手招きしてくる。今考えると田舎ってこれしか暇の潰し方がない。パチンコ打って、飯食って、風俗行って、反省会で飲む。このルーティン。幸い東京ではクリーンな遊びをするやつと連むことが多く、夜の街へはあまり駆け出していなかった。金払って抜く感覚を知らなかったので、だったらナンパすりゃいいじゃんと言いたいところだが、田舎なもので、大体車移動。出会う場所なし。
今でも忘れない。ルー○ソックスというお店でデビューした。おすすめの嬢の話で向かう道中盛り上がった。
「レイちゃん」なんとも特徴的な名前だ。私は当時エヴァまごを打ちまくっていた。あのレイちゃん。綾波レイのイメージが勝手にわく。青髪で細くて物静かな美少女だ。O君いわく、レイちゃんに一度当たっておけ。とのこと。本当は指名料渡してでも当たって欲しいと言っていたが、金がない学生軍団だったので、全員フリーで入った。路地から一本入り込んだ雑居ビル。薄暗い店内、爆音で流れるLOVE&JOY。ワンフロアにボックスの部屋が多数あり、壁一枚隔てて別れているだけで天井はなく繋がってる。メンズは部屋というかボックス席に案内され、その後アナウンスだけが聞こえる。◯◯ちゃん◯◯ちゃん△番ボックスへお願いしまぁーす。とパチ屋のマイクパフォーマンスのようなダンディな声が響き渡り、その後女の子が部屋にくる。この待っている間のドキドキはパチンコ屋の開店前の並びのそれと全く同じであった。カス心をくすぐる。
順番に私と友達のボックスの番号と女の子の名前が呼ばれる。斜め向かいからこんばんは〜と細めの女の子が友達のところに入ってく。おお。キタキタァ!!
そしていよいよ私の番号。私ははっきり聞こえた。レイちゃん、レイちゃん、○番ボックスお願いします。ん?俺んところだ!なんと噂のレイちゃんを最初に引き当てた。
初めてのピ◯サロ、地元のヨアソビ。O君推しの嬢!さあカモン。高鳴る鼓動、にやける顔。
「こんばんわ〜。」
そこにあわられたののが人なのかどうなのか。はたまたオスかメスか。認識するまでかなりの時間を要した。牛だ。縦にも横にもでかい牛が二足歩行で立っていて、私のボックスに入ろうと迫ってくる。
「レイで〜す」
まじか。
私の倍はあるであろう巨体。時間もないことから世間話もそうそうに急に下着になり迫ってくる。いやまじでなんこれ嘘だろこいつにしゃぶられるのかクソあいつはめやがったかまじでこれやられるのいやいやいやいや。。と死ぬ直前のそれが如く脳内はフル回転。危機的状況を逃れようと息子は空気を読んで萎んだ。そんな私にレイちゃんからの提案があった。オプションだ。Dキス、ゴ◯なし、ご◯くん、指入れ、ク◯ニ。そこには悪魔のような選択肢が並んでいた。いやいらねえなんでやねんむしろこっちが金払って欲しいわちくしょうやっぱりこれは洗礼だったか。と思考がぐるぐる駆け巡った結果、私が出した結論は。
指入れ追加で。
こうなったらネタ作ってやる。営業魂に火がついた。この頃は営業じゃないけど。多分アナウンスの時点で友達二人は爆笑だろう。そしてオプション追加なんて初心者がすると思わないだろう。プライベートでは済ませているので、DTではなかった。それなりにモテてたので女性経験としてはある方だった。
流石にク◯ニは罰ゲームがすぎると思い、指入れをセレクト。69体制になり私は牛との、いやレイちゃんとの異種格闘技戦にのぞんだ。肝心の内容だが、ウイイレ的にいうとテクニックにパラメータ全振りしている。半端じゃなかった。顔さえ見えなければどうっていうことはない。息子はみるみる活力を取り戻す。正直当時の彼女は上手ではなかったので実力の差は雲泥のものだ。そうか、O君はこれを経験させたかったのか・・・。と目の前に広がる魔界の入り口を見ながら昇天。私の夜の街筆おろしは幕を閉じた。その後私はいつもの倍以上かけて丹念に指を洗いアルコール除菌した。
感想をO君とK君に伝えると「でしょ!?」と嬉しそーだ。テクは凄いんだよ!!と。
※二人は当たりの嬢だったらしくご機嫌だ。
パチンコもそうだが、こういうドキドキを共にすると、カス同士ますます仲良くなり、もっとのめり込んでいくのだ。O君とはそれ以降合わなくなってしまったが、K君とはまだまだ繋がっている。この後私のYOASOBI専属の戦友となることは言うまでもない。被害者っぽく書いているが、こういうふざけた遊びができる友達はかなり重要だと思う。
社会勉強だよ、何事も。
次回からは東京編。新宿池袋編。
金と女には気をつけろ。
何書いてるんだろう。